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センター長挨拶

ARO次世代医療センター センター長
     ARO次世代医療センターへようこそ。
     本センターは九大病院の中央診療施設として、新しい治療や診断方法の開発を行っています。大学・研究機関では日々多くの研究発見がされ、新しい治療などにつながる可能性があるものは医療の種「シーズ」と呼ばれます。それらを医療現場で使える製品として実用化するのに必要な数々のステップを本センターはサポートしています。具体的には研究成果の特許化から、研究開発費の獲得、厚生労働省の薬事規制対応、医師主導治験の設計・実施まで幅広く対応しています。
     文部科学省認定「橋渡し研究支援機関」、厚生労働省認定「臨床研究中核病院」というダブル拠点の中枢を本センターが担っており、約100人の多分野にわたる専門家を揃えています。別途組織図に示すように学術研究・産学官連携本部 生命科学革新実現化拠点と連携運用をすることにより、橋渡し研究から臨床試験までスムーズな研究開発が可能となり、既にいくつかの新薬・医療機器の実用化に成功しています。
     実用化には最終段階として治験というステップがあります。非臨床試験等で事前に十分に調べても、最終的には患者さんに対して実際に使用してみて有効性や安全性を確認する必要があり、治験という厳格な臨床試験を行わなければなりません。我々はヘルシンキ宣言の基本理念に則り、参加していただいた患者さんの権利・安全性を最優先して治験を行ってまいります。
     最後に、新薬等は実用化までに長い時間がかかりますが、治療法がなく困っておられる患者さんに少しでも早く届けるため、スタッフ一同日々努めてまいります。