本セミナーは終了しました。
このたび、九州大学病院ARO次世代医療センターでは、AROのデータセンター設立15周年を記念して、講演会を開催することとなりました。
特別講演としまして、大阪公立大学大学院医学研究科医療統計学 教授 新谷 歩 先生を講師にお招きしてご講演いただきます。
5年前(平成29年12月1日)に10周年記念講演会を開催した際にも、新谷先生をお招きしてご講演いただいております。
新谷先生はご高名な先生ですので、ご存知の方が多いと思いますが、米国ヴァンダービルト大学にて13年間生物統計家として活躍された後、大阪大学を経て、現在大阪公立大学(旧大阪市立大学)にてご活躍中です。
数式を使わない、分かりやすい統計の教え方や、実践的でイメージしやすい事例を使った著書で有名です。また、多くの統計のセミナーをYoutubeで公開されているので、新谷先生のYoutubeで勉強された研究者の先生も多いと思います。
新谷先生には、統計手法を考える前に大切なことから臨床研究に必要な基礎知識に関して、医療統計の基本的なことに関してご講演いただきます。
また、臨床試験のデータの信頼性の確保のため、臨床研究に特化したデータベース(EDC, electric data capture)であるREDCapについても2名の先生からご紹介いただきます。
吉田 尚生 先生より研究者自ら構築できるREDCapの基本的な使い方について、続いて太田 恵子 先生より大阪公立大学で行われている電子カルテとEDCをHL7-FHIRという新しい標準規格でつなぐ先進的な取り組みについてご講演いただく予定です。
当院でも、研究者の皆さんの臨床研究活動支援のため、大阪公立大学のご協力を仰ぎながら、REDCapの普及促進に努めております。
みなさま、奮ってご参加ください。
本セミナーは臨床研究認定更新のための講習会として位置付けられています。
⇒「臨床研究認定制度」について詳しくは→こちらをご覧ください。
17:30-17:40 | 開会挨拶 船越 公太(ARO次世代医療センター 臨床研究監理部門長) |
17:40-18:00 | 講演1 「研究者が構築できるEDC:REDCapの紹介」 吉田 尚生 先生(大阪公立大学大学院医学研究科医療統計学 特任研究員) |
18:00-18:20 | 講演2 「REDCapで進む電子カルテ連携」 太田 恵子 先生 (大阪公立大学医学部附属病院 臨床研究・イノベーション推進センター) |
18:20-19:00 | 特別講演 「医療統計アドバイス:統計手法を考える前に大切なことから臨床研究に必要な基礎知識まで」 新谷 歩 先生 (大阪公立大学大学院医学研究科医療統計学 教授) |
19:00-19:05 | 閉会挨拶 岸本 淳司 先生 (ARO次世代医療センター 副センター長・臨床研究推進部門長) |