九州大学 生命科学革新実現化拠点

九州大学拠点の特徴

総合知で社会変革を牽引する大学としての橋渡し研究支援

「総合知で社会変革を牽引する大学」として橋渡し研究を出口と位置づけ、例えばカイコを用いた高効率のタンパク質生産工場(農学研究院)や、500 Daより大きい化合物を皮膚浸透させるブレークスルー技術(工学研究院)などの重要な技術を実現しています。
他にも、化合物スクリーニング・構造展開を特異とする「システム創薬リサーチセンター グリーンファルマ研究所」を擁する薬学研究院、医工連携・医療機器試作品に長けた「医用生体工学研究センター」および「先端医療オープンイノベーションセンター 先端医工プロジェクト部門」、がんゲノム医療中核拠点病院である九大病院、アジア・オセアニアの病院とMOUを結び支援シーズの海外展開を行う「病院 国際医療部」、「アジア・オセアニア研究教育機構」などの特徴的な体制を有しています。

拠点の支援内容

様々なシーズを研究ステージに応じて、それぞれ専門性高いスタッフが研究開発をご支援いたします。

臨床研究・治験についてのご相談は九州大学病院ARO次世代医療センターのウェブサイトをご覧ください。

橋渡し研究プログラム

当拠点は、「橋渡し研究支援拠点」に認定されており、基礎研究成果の知的財産の確保、薬事を中心とした新規医療技術の臨床応用への展開(TPP他)、そして安全で信頼性のある治験・臨床試験を俯瞰的に計画し一元管理・実行します。非臨床段階であるシーズA・Bを橋渡研究推進部門が、臨床段階であるシーズCを臨床研究推進部門が主担当として支援しますが、必要に応じてオーバーラップして支援を行います。
橋渡し研究の詳細・公募については下記をご覧ください。

大学発医療系スタートアップ支援プログラム

九州大学は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による「橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)」に採択されています。

本事業は、橋渡し研究支援機関から選定された4機関に医療系スタートアップ支援拠点を設置して前述の支援を包括的に提供することで、大学等の優れた研究シーズを活用した革新的な医薬品・医療機器等の実用化をご支援するものです。

当拠点では、これまで培ってきたシームレスな開発支援の実績を踏まえて、九州・沖縄・西日本を挙げてアジアへ繋がる医療系スタートアップエコシステムQUICK (Quantum University Innovation Cycle from Kyushu)を立ち上げ、世界に向けた多重圏の医療系スタートアップ支援を推進してまいります。

支援をご希望の方は下記の専用ページをご覧ください。

WAT-NeWなどのネットワーク活用支援

2013年より29大学(2025.6月現在)からなる「西日本アカデミア橋渡し研究ネットワーク(WAT-NeW)」を運営しており、アカデミアからの多様なシーズの発掘し、効率的開発を行っています。シーズA, B, Cとも採択総計の過半数が拠点外シーズであり、ネットワークを通じた支援を重視しています。各種教育プログラム、協同したシーズ育成により、各大学から優良シーズの開発相談が増加するなど相乗効果を得ています。

WAT-NeWについては下記サイトもご参照ください。

教育プログラムの充実

様々な教育イベントの開催、相談会を年間を通して企画しており、研究支援・シーズ育成の
支援を行っております。