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活動報告
2025年度
2025年9月17日
九州大学病院定例記者懇談会において、臨床研究支援室 鈴木麻也室長が「WHO 世界患者安全の日」に関連し、福岡タワーのライトアップに関する発表に出席しました。
WHOが定めている「世界患者安全の日(World Patient Safety Day)」(9 月17 日)に、福岡タワーを同記念日のシンボルカラーであるオレンジ色にライトアップし、SNS等を通じて世界にメッセージを発信するというものです。
これに先立ち、9月8日に開催されたWHOのGlobal Webinar : World Patient Safety Day 2025 – Safe care for every newborn and every childにおいて、鈴木麻也室長がInternational Pediatric Association(IPA ; 世界小児科学会)の立場でパネリストとして参加しました。


右:福岡タワーライトアップの様子
出展:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34090.html)
2025年6月
臨床研究支援室 鈴木麻也室長が、国際小児科協会(International Pediatric Association:IPA)の活動の一環である
Essential and Better Medicineサブプログラムの担当コーディネーターに任命されました。
これにより、2027年までの2年間にわたり、世界各地における小児医療において、必要な薬剤の普及および新薬開発に向けた取り組みを推進してまいります。
2025年5月23日
当センターが支援をおこなってきた本院循環器内科主導の医師主導治験により、希少疾患「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」の患者さんへのエドキサバンの(抗血栓薬)の使用が今年2月に国から承認されたました。これを受け、循環器内科学会が発行するガイドラインに世界初の直接経口抗凝固薬として掲載され、この病気の患者さんが安心・安全に使用できる薬剤であることが認められる結果となりました。
この成果について、戸高センター長、阿部教授(循環器内科)、細川准教授(同左)が本学の定例記者会見で発表を行いました。この会見は、同日付のNHK福岡ロクいちニュースでも放映されました。
NHK福岡「ロクイチニュース」(5月23日放送)


左:本学記者会見
右:NHK福岡ロクイいちニュース
2025年5月8日
九州大学病院とマレーシアCRM(Clinical Research Malasia)が、臨床試験・医療機器開発を加速し、両国間の医療イノベーション推進を目的とした覚書を締結し、戸高センター長がマレーシアで行われた調印式に出席しました。
この提携により、九州大学とCRMはそれぞれの強みを生かし、研究チームの連携強化、臨床試験の拡大(特にFirst-in-Human試験)、共同プロモーションを推進します。
調印式にはマレーシアのアンワル首相も出席し、日本の九州地方における中心的な病院と連携を結ぶことに注目しているとのコメントを発表されました。


左:アンワル首相のInstagramより
右:九州大学病院での記者会見
2024年度
2025年3月4日~5日
AMED 革新的医療技術創出拠点 令和6年度成果報告会におけるセッション「大学発医療系スタートアップ支援プログラム~日本らしいエコシステムを目指す!」にて、戸高浩司センター長が九州大学生命科学革新実現化拠点長として「 総合知を新医療へ,九州・沖縄・西日本を挙げてアジアへ繋がる医療系スタートアップエコシステムの構築」をテーマに講演を行いました。
またパネルディスカッションでは、全国の大学発医療系スタートアップ支援プログラムの拠点長とともにスタートアップアカデミア発のシーズ育成に係る「ヒト・モノ・カネ・グローバル展開」について非常に活発な議論が展開されました。
2024年10月3日~4日
戸高浩司 教授/センター長、船越公太 臨床研究監理部門長は、ARISE (ARO alliance for Southeast and East Asia)※アジア事業の一環で、マレーシアの公的組織として臨床試験を支援や実施を担う3機関を訪問し、次のパンデミックに向けた準備と対策の検討および分散型臨床試験(DCT)の経験共有と将来の協力体制の構築のための議論を行いました。
・Clinical Research Malaysia (CRM)
・University Malaya Medical Centre (UMMC)
Clinical Investigation Centre (CIC)
・Hospital Sultan Idris Shah (HSIS)
※ARISE は、日本医療研究開発機構(AMED)のプログラム「アジア地域における臨床研究・治験ネットワークの構築事業」の支援を受けて、2021年に国立国際医療研究センターより発足した組織です。