研究者の方へ
訪問&病院看護師向け臨床研究・治験研修会
いま話題のDCT(分散型臨床試験)をご存知ですか?
~治験における看護師の役割~
このたび、九州大学病院では、臨床研究中核病院が実施する厚生労働省 臨床研究総合促進事業の一環として、「訪問&病院看護師むけ臨床研究・治験研修会」を開催いたします。
DCT(Decentralized Clinical Trials)とは、オンライン診療やITツールなどを活用することで患者さんが定期的に来院しなくても臨床試験に参加することを可能にする仕組みです。
病院が遠方にあることや通院のための手段がないことで臨床研究・治験参加を諦めていた患者さんも、治験参加の可能性が生まれます。
DCTの普及に伴い、患者さんの日常を知り医療を提供する看護職(訪問看護師・病院看護師)が臨床研究・治験の理解を深めることが今後ますます重要になります。
ぜひ、この研修会を新たな医療を創る担い手としてご活用ください。
開催日時
2025年 2月14日(金)14:00~17:00
開催方法
Zoom Webinar方式
プログラム
「臨床薬理学の基礎」 岡山大学学術研究院医歯薬学域(薬学系) 臨床基礎統合薬学分野 山本 和宏 先生 |
「プロトコル・治験薬概要書の読み方」 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 研究実施管理部 木村 雪絵 先生 |
「臨床研究の歴史/倫理的ガイドライン制定の経緯」 大阪大学医学部附属病院 臨床研究センター 山本 洋一 先生 |
「研究協力者として必要な倫理的態度」 医療法人社団知正会東京センタ-クリニック 臨床研究グループ 近藤 奈津子 先生 |
「治験・臨床研究に関わる人々の役割、治験薬開発のプロセスに関わ各施設の役割と責任を理解できる~企業治験と医師主導治験の特徴~」 国立がん研究センター中央病院 国際開発部門/臨床研究支援部門 中村 健一 先生 |
「治験薬管理の実際」 京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構 臨床研究推進部 老本 名津子 先生 |
「モニタリング、監査、規制当局による査察の理解」 九州大学病院 ARO次世代医療センター 田中 千春 先生 |
「有害事象発生時の対応」 慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 松嶋 由紀子 先生 |
「臨床試験の実施に関わる費用と制度」 長崎大学病院 臨床研究センター 鶴丸 雅子 先生 |
「データの品質を保証するためのプロセス」 岡山大学病院 新医療研究開発センター データサイエンス部 データマネジメント室 山本 満寿美 先生 |
対象
訪問看護師・病院看護師・その他医療関係者・臨床研究、治験に携わる者等
募集人数
100名程度
応募方法
詳しくは募集要項をご確認ください。
応募期間
2024年12月2日(月)~2025年1月31日(金)
主催
九州大学病院、京都大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、神戸大学医学部附属病院、岡山大学病院
お問い合わせ先
九州大学病院 研究支援課運営支援係
E-mail:byshasiwatas@jimu.kyushu-u.ac.jp